JA梨北

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第62回全国家の光大会

 2月17・18日、福岡県の「福岡サンパレスホテル」で、同大会が開催されました。

 山梨県ならびに東日本地区の代表として、JA梨北女性部大泉支部の齊藤けさ子さん(写真左)が記事活用体験を発表し、「家の光協会会長特別賞」を受賞しました。

 

女性部活動の【見える化】と【組織の活性化】をめざして

山梨県 JA梨北 齊藤 けさ子

 私は夫と、山梨のブランド『梨北米』や北杜市大泉町の特産品ズッキ❘ニなどの高原野菜を栽培しています。

 我が家では、家族の愛読書として『家の光』が読み継がれています。農作業をするうえでも、『家の光』や『農業新聞』の記事の切り抜きは大切な教科書。いつも、車の助手席においてあります。内容も豊富になり、活字も大きく、年老いた義母も「みやすくなったね。」と喜んでいます。家族にとって『家の光』は、野菜づくり、料理や手芸に、生活の知恵袋として、日常生活に当たり前に溶け込んだ参考書となっています。

 さて、昨年の春から、大泉支部の部長を引き受けることになった私は、思わぬ大役に不安でいっぱいでした。そこで、部長となり初めての部会に、JAの支店長にも加わっていただき、今、私達に何が必要かを真剣に話し合いました。その中で、部員同士や地域との連携が薄くなっているのではないか。そのため活動の楽しさが実感できないのではないか。という二点が課題となり、課題解決のための活動方針を検討し、女性部活動の【見える化】と【組織の活性化】を目標にし、活動のポイントに「食と農」「防災・減災」「地域との協同活動」の三点をあげ、活動することにしました。 

 まずは、地域と女性部を結ぶ【見える化】の第一歩として、女性部だよりの発行です。

組合員に活動内容を知らせることにし、7月から毎月発行しています。女性部員の募集チラシも折り込みました。「女性部だより見たよ。頑張っているね。」と声をかけてくれる方も月を追うごとに増えてきました。活動に向けて、自信もわいてきました。

 次に、部員同士が連携し、楽しむ機会が必要と考え、『家の光』のハンドメイドを参考に「おしゃれなかぶりもの」作りを提案、みんなで挑戦です。「ちょっと待って、糸が通らない。針が刺さったよ。」と久々の針仕事に部員も戸惑いながらも、笑顔がはじけ、仲間との楽しさを感じていました。部員から、「地域の人たちにも作品を見せてあげたいな。」との声があがり、「それいいね。七月の八ヶ岳地区JA祭りに、女性部のブースを設け、手づくり作品を展示しよう。」と女性部活動の【見える化】の実践です。

 絵手紙料理レシピ、手拭いで作る「つばあり帽子」、防災頭巾など部員の力作がコーナーを飾ります。どの作品も好評で何度も作り方を尋ねられました。また、体験コーナ―では、災害時に役立つ「新聞紙で作るスリッパ」作りも行いました。参加者は「これいいね。女性部ってこんな事もするんだね。」と言いながら作っていました。

 この活動がアクティブ・メンバーによる支店協同活動の優良事例として、日本農業新聞に掲載されたことは、私達の活動を後押してくれる大きな力と自信に繋がりました。

 活動のもう一つの目標である【組織の活性化】については、『家の光』の記事がヒントをくれました。「『食』と『農』を伝えよう 食農教育の架け橋にをテーマに、地場産の野菜を使い、『家の光』のレシピを参考に、夏休み中の小、中学生親子を対象とした料理教室を企画。部員の声かけにより六組の親子を迎え、ドライカレーづくりと、バランスのとれた食事について考える教室を開催しました。地元で栽培されている野菜の説明をし、子供達にもあえて慣れない包丁を使わせ真剣に、楽しく料理作りをすすめました。参加した親子からは「おいしかったです。食事について考えるいい機会になりました。」など、大好評を得た教室となりました。

 この活動がJA福祉事業のカルチャー教室に採用され、JA梨北管内の親子に場を広げました。大泉町特産のズッキーニを使い、子供達でスムージーを作ると「美味しい!」と歓声があがりました。

 また、『ちゃぐりん』を参考に「マラカス」と「水をはきだすぞうさん」を作り、子供達と触れ合い、楽しい一時を過ごしました。

 その後、参加者全員で「食」と「農」について考える時間を設け、「食」では、手の指で覚える栄養図鑑を中心にバランスのとれた食事について考え、「農」では、野菜の成長について、『家の光』の親子の童話「はたけのおいしゃさん」の読み聞かせをしました。お母さん達は、食べ物について日頃から子供にしっかりと教えられるようにと真剣に耳を傾けていました。「今度、おじいちゃんと一緒に畑に行きたい。」、「また、来たいです。」と、子供達が見せてくれた笑顔は宝物です。

 さて、九月には、台風十五号、十月には十九号と全く予期せぬ二つの台風がきました。「災害は忘れたころにやってくる」と、日常の備えが大切であることを改めて感じました。

 災害時に向けての備えとして、地域の集まりがあるたび、みんなで防災について話し合っています。防災グッズにも関心が高く、『家の光』二〇一九年九月号掲載の「防災手拭いで作るポケットポーチづくり」もいち早く女性部で取り上げ、地域の方々にも呼びかけて作りました。会場に部員が作った手づくりの防災頭巾や防災グッズを展示したところ、そのできばえに感動の声が上がっていました。JAからの提案で、このポーチづくりをJA梨北女性部全体の活動として広げていくことになり、講師を依頼されました。「防災の絵柄の手拭いだから目についていいのよね。」と、肩にかけたり外したりと、私もちょっと誇らしい気分になりました。

 これまでの女性部活動の様子は、「大泉支部女性部だより」にまとめて発行し、大泉地域五百戸の組合員宅に、その都度、JA職員の手を借りて配布していただきました。「女性部楽しそう。加入して活動したいな。」と、よい反響が返ってきています。

 『家の光』の力を借りて活動を展開していく中で、女性部への興味、関心が高まってきていることや、『家の光』の購読希望者が増えたことは、部員の意識の糧となるとともに地域への活動の拡がりの成果だと思います。また、この先さらに女性部の歴史を次に継げるという責務の重さをしっかり受け止め部員同士で共有を図っていきたいと思います。

 私達の活動は、まだまだ小さな活動ですが、地域との繋がりを大切に一つ一つ積み重ね、JAと協力しながら、地域と共に、女性部活動を展開してまいります。